絶望/草野春心
 


  世界にはトートロジーがあふれている



  僕が孤独を選んだ日
  君は化粧を点検していた
  他のことは知りようもない



  詩とは虚しいものだ
  哀しみはどこまでいっても哀しみにすぎないのだから



  でも君に言いたかった
  僕だって君なんだと



戻る   Point(1)