「バンブーソード」/ベンジャミン
 

キャラクターというのは大切で
僕は「先生」というキャラクターをつくり
普段はその枠の中に隠れているのだけれど

あまりにもあっさりと
そうも簡単に見抜かれてしまうと
もう隠す気も失せてしまう

だけどそういうのも良い
何の小細工もする必要が無い

その生徒はいつも一本をねらっているのだから
僕がつまらない冗談で「上段」とか言っても
軽く受け流されて逆に一本とらた気分になるし

だけどそういうのも良い
何も隠すことなく本当を見せられる気軽さが良い

そう思いながらも
ついつい難しい問題を出していることは
まだまだ隠していようと思う

何というか




(仕返しではない)




   
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