だから教えも踏み抜いた足の数だけ在る/ホロウ・シカエルボク
 







身体が放つものの速度を計れ、質量を把握して
その持物で、何が出来るかをよく考えな
優劣よりも先に個としてのポテンシャルの、性格というものをきちんと捉えるんだ
それが無いのなら仮にお前が飛び抜けたスピードを持っていたとしても―カーブを曲がりきれずに激突するのが落ちだぜ
身体が放つものの速度を計れ、質量を把握して
始めたからにはとことんまでやれる目算を固めるんだ、こういう場合には意気込みなんて結果には結びつかないとしたもんだぜ
失速するんなら始めから足を踏み入れないことだ
誰が忠告してくれるわけでもないし、誰が導いてくれるわけでもない
フラグの立たないロール
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