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渡邉建志
この世の終わりのためにことばをえらぶ
宇宙に架かるブランコに乗って星くずを撒き散らしながら
ことばはひろがる
ドアをあける世界がまたひろがる宇宙のドアをあける
よく見れば樹は静かな声でくちづさんでいる
歌は結晶する
空へ
それは本当?本当に本当?
宇宙のなかで、孤独な私の声
虚無僧の笛、わたしの孤独、宇宙の孤独
でも
ひろがる航跡、
樹から飛んでいく鳥達のざわめき、
太陽のひかり、
落下速度
謎
別れの風、笛
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