僕の名前は青木龍一郎って言うんですけど、そんな僕が軽い読み物を書いちゃいました(笑)/青木龍一郎
今、僕は寒さに震えている。
後ろから声が。
「こうだい君」
僕が後ろを振り向くと、日本人ではなさそうな少女がこちらを見てニヤニヤしている。
「誰ですか。こうだい君って。僕は青木龍一郎ですよ。誰ですか。こうだい君って」
僕は子供に目線を合わせることを知らないので、上から見下ろして話しかけた。
「誰だよ。こうだい君って。ふざけてるならさっさとママのところにお帰り。」
少女は話も聞かずに話しかける。
「こうだい君、詩とか書いてんの?」
おいてめえ!こうだいが苗字なのか名前なのか、はたまたミドルネームなのか知んねえけど
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