ワンマン・シンジケート/
吉岡孝次
鏡は知っている、として
おまえはどうなんだ?
生きているのか?
魂を病んでいるのか?
つるりとした風の肌触りに身を震わせているのか?
無闇に齢ばかり食っていないで
答えを 落としてゆけ。
パイ生地のように重なり合う夜の 厚みのなかへ。
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