あまいろ/ねなぎ
バグ取りが難しい
それは
確立でしかない
外乱を孕んだ
品質管理の
問題である
飴の様な酔いが
色刻して
濡れるよう
深く静めて
つつまれて
におう経ちこみ
生し返す
あめなめて
うちにいる
だれもいない
つくえのうえに
あめのふくろが
おいてあった
どこにもいけない
ふくろにはいった
あめをころがし
そとを
みてるだけ
すごいおとがして
いえが
がたがたゆれる
だれもいない
あめのおとだけが
いえにひびく
雨に打たれて
寝ていた
どうやら
酔ってしまった
ようだ
ここまで濡れると
逆に気持ちいい
ただ
雨の底で
宵が消えて
咳が出る
風邪でも
ひいたのかもしれない
ただでさえ
暗いのに
水しぶきで薄まって
何も見えない
ここは
どこだろうか
あめのような
よいさりて
むしかえすこと
なかれ
ただ
いろなくし
ざわめきたち
うかぶ
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