よく映る目を/
吉岡ペペロ
女は裸で待っていた
男からの電話を
女は裸で待っていた
男の「絶対」に
女は慣らされようと
そのさきっぽに
なにかある気がして
女は乳首を勃てていた
男は肉を光らせていた
夜はカウントダウンし
外灯はその道標だった
女はよく映る目を下に
男は暗い目を上にした
女は裸で待っていた
男からの電話を
女は裸で待っていた
男の「絶対」に
女は慣らされようと
そのさきっぽに
なにかある気がして
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