卒業の唄/吉岡ペペロ
 
このごろ

冬の匂いがしなくなった

サクラ咲くまえに

中途半端にするさよなら

声もかけずに

いいと思ったひと

どこかでまた会うような

そんな気持ち

せつなく見つめていた


彼女が教室のまえで待っていた

ボタンちぎって

仲間たちとはやしあった

ここからいなくなるだけさ

そうなんだ

どんな道歩いてゆけるのかな


このごろ

冬の匂いがしなくなった

サクラ咲くまえに

中途半端にするさよなら

声もかけずに

いいと思ったひと

どこかでまた会うような

そんな気持ち

せつなく見つめていた
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