一日/Etuji
 
踏み締める靴底の下に
草の命
流れ去る雲のように
一日が過ぎようとする時
時の重みの下に
群生の花
一日が
暮れてゆくやさしさで
満たされてゆく時
限りない
いとおしさで
今日を生きる。



戻る   Point(2)