カメラは要らなかった/こゆり
 
ひとり部屋

にも関わらず

感じる別の温度

わたし部屋

にも関わらず

散らかされた言葉たち


わたしが私から

出ていくことはないから


それもこれも

全部ひっくるめて

大事にしよう、

受け入れよう、と


暗い天井を見上げて思う

そこに君の顔が映らなくても


探さないよ、だけど

忘れないよ

君が私を忘れても


明日は

早起きして

鳩が群がる公園に

でかけよう

早くなった

朝日を浴びながら


きっと

空が

とても青いから
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