すみやかなランチ(服はちゃんと着ている)/ホロウ・シカエルボク
 
かり目を光らせていられるほど余った時間はないんだ
ある程度拘束が約束されているのさ(ある程度拘束が約束されている)
そう、ある程度
そしてなにも保証されはしない
見たい、という気持ちが時々とんでもないものに巻き込まれる可能性を秘めていることは
その歳まで生きていればなんとなく理解しているだろう?
経験を無駄にするようなことがあっちゃいけないと思うよ
経験を無駄にするようなことが
君の身に起こるようなことは
経験に照らし合わせて事前に回避した方が利巧というものだ
君はまだ少し気にしているのかい、僕の方をちらちらと見ているのは
少し熱心にお願いすれば僕が一緒に来てくれるんじゃない
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