浅い眠りにつくまで/林檎
あなたは時々ペンを止めて
背伸びをした後に、私を抱きしめる。
子猫のようにじゃれる私の髪の毛に
そっと唇をはわせる
「ずっとずっと抱きしめてくれる?」
「60才のおばあちゃんになっても抱きしめるよ」
あなたの優しい眼差しに嘘はなかった
手を伸ばせばいつもあなたがいた
気づいていたよ。
夜中に目を覚ましたあなたが
私のおでこにキスをして
「愛してるよ・・・」とつぶやいてた
あなたの首に腕を絡ませ
幸せと夢心地にまどろんでた
ふたりの思いはいつも繋がってた
永遠に続くと錯覚してた
私のココロをバックに詰めて
あなたはひとり旅立った
せいいっぱい、手を伸ばしてもあなたはいない
今夜も想い出と一緒、あなたの枕を抱きしめる
浅い、浅い眠りにつくまで
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