恋/麻生ゆり
今、私はただの小娘だから
恋に恋い焦がれている
誰かにこの寂しさを埋めて欲しいのだ
だからただひたすらに焦がれている
ひらり ひらりと冬に雪が舞い散るころ
また新たな恋がしたい…
今、私はただの小娘だから
恋に恋い焦がれている
もう二度と辛い恋は終わりだ
だからただひたすらに焦がれている
春の訪れのように
暖かな恋がしたい…
今、私はただの小娘だから
恋に恋い焦がれている
いつも一緒にいてなんて言わないから
だからただひたすらに焦がれている
夏の熱さに負けぬよう
激しい恋をしてみたい…
今、私はただの小娘だから
恋に恋い焦がれている
それはひとつの一途な想い
だからただひたすらに焦がれている
秋がきて木々の葉が落ちようとも
変わらぬ恋を貫きたい…
今、私はただの小娘だから…
戻る 編 削 Point(1)