タイピストとスタイリスト/m.qyi
 
な何かを区切る作業だろうかなあと思う。対象を指す行為ではなくて、新しく対象を作り出していく行為だろう。だから、逆に言えば、それを読めば必ず、その何かが覗ける認識触発のからくりが詩だ。(「からくり」というものが安定したシステムとかパターンとかを持っているかどうかは難しいところだろうが。)だから、詩は、情緒とか、感情といったものとは程遠い。もっと具体的な仕掛けがなければならない。詩が表現しているものは、その特別な仕掛けを通してのみ垣間見る事ができる、この例のように既成にある椅子や机という対象とはかけ離れた、次元だ。

(上記2は、ゆゆしいことだ。僕は「詩は、人が鑑賞できるレベル、水準を持てなければ
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