『illumination』/しろいぬ
 


「沈んでくオヒサマ止めて」
夕闇に染まる僕ら

月明かり 彩る偽火
そんなんじゃ歩けなくて


木々に、留まる、冬の蛍
照らす、夜空、凍えたまま

熱の、冷めた、贋物の火
まるで、僕の、心臓みたい


綺麗な飾り握り潰して
遠く吠えて夜を駆けていけ
沈み行く太陽と同じだけ
熱があれば凍えることはない


「沈んでくオヒサマ止めて」
夕闇に染まる僕ら

星の粒、彼方で流れ
願い事、間に合わずに


木々に、留まる、冬の蛍
照らす、夜空、凍えたまま

熱の、冷めた、贋物の火
まるで、僕の、心臓みたい


綺麗な飾り握り潰して
遠く吠えて夜を駆けていけ
響く声が星の尾に届いたら
夢の粒も少し輝くだろう


綺麗な飾り握り潰して
遠く吠えて夜を駆けていけ
僕ら照らす星の光この手で
必ず燈すと誓い叫ぶよ



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