カイザー/右肩良久
 
 カイザーに抱かれてどんな春見える
 金色の眼にたつたひとつの草餅よ
 グラウンドに落ちて雫のやうである
 黒パンを食ってペニスが立ってゐる
 春空を無類の馬鹿が支配する
 
 
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