しつ⇔そう/高島津諦
ざしながら
信じたいものは君の存在だけ
だ
っ
た
の
に
萎れたニューロンが欲している
世界で一番気高いものを
僕がかつて抱いていたものを
それはもう結晶になっている
過ぎ去った残像は
琥珀の様で美しいけれど
それはもう死にきっていて
触れた場所の電圧を奪っていく
僕は目を閉じて
命を無駄にして
全てを無駄にして
なのに地球は今日も青いまま
だから
聞こえないように叫ぶ
叶わないように祈ぶ
違う色の糸で紡ぐ
間違ったやり方で
それが僕にしかできないことなら
きっと
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