戻ってきたよここにさ/こめ
同じ色の涙
同じ理由の涙
同じ場所での涙
同じ思いの涙
同じ全部同じ
だけど僕らの前には見えないガラスの壁があってね
僕は君がいる向こう側にいけなくなったんだ
だからさ動き始めて
僕が居ない世界へと
どのくらいたっただろう君がいなくなってから
動けない動きたくない
そしてゆっくりと僕の命は消えて
その場所にのこったわずかな光は
たった一つの望みで夢
のぞこうとしたら
それは散り散りに細かい蛍になって
あの君の瞳に映った夜空の月明かりの下へ
消えていった
どのくらい・・・・このくらい???
結局わからないけど
月を見ていた
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