戻ってきたよここにさ/こめ
風が届けてくれた誰かは知らない人の思い
けだるい朝の坂で僕の足はとまり先には進めない
全て君が綺麗だから僕の体は動けない
どのくらい繰り返せば毎日は明日じゃなく未来に続く
本当に小さな瞳の中に映し出された
満天の夜空の月明かりの下
あの頃と同じで僕らは何も変わらなかった
でも変わったのは少しあっただけ
でもその少しの変化で僕らの繋がれた手は
少しづつ離され消えていた
今までのコトを一つ一つ思い出してタンスにしまい込んだ
目にした君は涙ににじみ君から見える僕も
同様ににじみだした
同じなのにな
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