満月の恋/夢乃 綴喜
満月の恋
満月の夜
悲しみだけが
膨れあがり
喧嘩して
怒って
しまった
私
歴史の浅い
恋ほど
対応のパターンが少なく
どうして良いのか
分らなくなってしまう
満月の夜
あの人は
どうしているの?
あの人
満月が
幸せでない
光を放つ時
僕にとって
あまり良くないことが
起こる
冬の満月は特に・・・
幸せを与えられないのなら
僕らは一緒にいるべきではない
存在だけで
幸せを与えることが出来る
そんな
二人になりたいのに
僕たちは
まだ
空回り
僕では
器不足なのか?
満月の夜
僕の器から
幸せの光が
あふれ出す
月明かりという
幸せの光が
綴喜
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