らいこう22(地動説)/
れつら
ずむころ
なくなっちゃうんじゃないかって泣いて
おひさまがのぼるころ
なくなっちゃえばいいって泣いて
草のにおいにしずみながら
からだはもう、まみどりで
鼻のしたをこすったら
もう失くしたにおいがして
たぶん
もう 背が伸びることはないんだけれど
わたしたち、おひさまのまわりを周るころになっても
まだまだ道なんてものがあるって思っていて
まだまだ前なんてところにいけると思っていて
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