winter rail song/ふぁんバーバー
缶コーヒーが
だんだん
冷めていく
ほんとうのことだけ
しゃべってみようって
ガードレールで
決めたけれど
信号機がかわるたび
人は行き交い
高いお買い物と
安いお買い物とが
どっちにしろ
浪費されるだけ
ほんとうに欲しいものを
思い出すには
ことばもすっかり
忘れてしまわなくちゃいけないんだ
缶コーヒーを投げ捨てたら
運悪く
おまわりさんにあたって
職務質問された
日本中の
盗難自転車の盗まれた
ほんとうのわけを
わたしも
かれも
おまわりさんに
聞いてみたかった
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