僕らが初めて降り立った あの 大地に/狩心
 
付く

僕らは何度も裁判を繰り返す
共感できる事柄について
または 共感できない事柄について
歩けなくなって横たわった誰かの傍で泣く
その誰かの身体が
(透明になるまで)
(誰かを)
見守っていたいと

崖から飛び降りた時
小さな涙は風と共に去る
あなたの感情は
あの
窓の外に

包まれ 包まれ
風のような肉体
神経を逆撫でするように
神聖な場所を切り刻め

奪ったものを 釈明する為には
放棄しなければならない
自らの未来を
そして
何もない あの 大地に
あなたが 帰還する為に

… 香しく … …… かぐわしく ……
… 包まれ … …… くる ま れ ……

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