ちゅうぜつ/
ゆるこ
三十年前
子宮の降下口は閉じてしまったらしい
だからわたしはひとりのままで
おてんとさまはつぎはぎで
心臓、前10cmの空間で
両手を合わせてほしをみて
ここはとかい、うみの中だから
射手座はなかなか見えなくて
白湯につつまれ、飲み込んで
神秘のなかで、作文をかく
片方なくして 片方みつけた
頬はあかぁくなって、ほらみて
ダッチワイフ
幸せの美しい恋、とか
夜中、あなたを思う
真っ赤な胎動
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