ことなきて/
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大惨事一歩手前の午前五時
夢をみた忘れたふりして髪とかす
紙に描くきみの似顔絵まっしろで
白さゆえ冬の空見て思い出す
意味はないなくていいから知らんふり
夢枕そろそろお前の出番だと
手招いたその手はなんだか
よく見えない
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