雪だるまは次の日に解ける/狩心
に 作り上げた事件だ
私はそれをニュースとして記述する
孤独な魂の奥へ
もっと突き進む為に
自由だ
セメントで固められた死体が 最後に言い放った言葉だ
だとしたら今 生身で動いている死体は 自由ではないと叫び
死者の夢を見るかもしれない
音が少しずつ収縮していく
しかし無音の世界はどこにも無い
道端に落ちている切り離された両腕を抱えながら
涙した夜が
あなたにもあるだろう
ただ、あなたが表現する度に
私はあなたに近づく
ただ、あなただけの存在が充満し
地球に 死の灰を降らせる
今日から
スカートを履いて出勤する
上半身は外国に置いてきた
両足
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