You Are Not Alone:ハーモニー・コリン『ミスター・ロンリー』について/2TO
の出来事は「ニセモノ」としての(こう言ってしまえれば)宿命かもしれないが、その流れを上映が終わっても引きずったままではペシミズムに陥ってしまうだろう。この出来事においても、またパナマでのエピソードにおいても、問題となっているのは“その重さ”ではなく、「映画」(そして「ニセモノ」)という「虚構」・「反復」であり、また量られているのはその「価値」である(注:この点については『新世紀エヴァンゲリオン』第拾弐話を参照。また、「ニセモノ」と「オリジナル」という対立項については『交響詩篇エウレカセブン』第49話も参照。
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君はひとりぼっちじゃない
だって僕は君といっしょにいるから
君は
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