茄子とひき肉のカレー/________
 
の遠くに置いてきた
罵声まみれのスウィートホームが少し恋しい

だからわたしは毎日がくだらなくてもいい
だからわたしの存在は無意味でもいい
だからわたしは最後の日が恐くない

冷たい麦茶を口の端からこぼしながらがっついて
やけどしても、今の時間の全てを食べつくすんだ
終わりは恐くない
君が笑う
汚いなあって笑う
だからわたしは毎日がくだらなくてもいい
うちから漂うカレーの匂いが誰かをほんのり笑顔にしている予感がする




戻る   Point(0)