初恋/海月
 
人だし、話した事もなかったためである。
断っていない為一緒にすることにした。
男女なので力の差が出てやり難かったみたいだった。
それでも、その時間は一緒にやってあげた。
たったそれだけだった。それだけの関係だと思っていた。
彼は少しだけ早く切り上げた。
それで他の人達が楽しくやっていているのを遠めで見ていた。

「次はどうする?」
彼は聞いてみた。
彼は正直この時点では嫌だった。
次は仲の良い人と一緒にやりたいと思っていた。
「・・・・」
沈黙だった。
「今日はありがとう。」
彼女はそう言って、チャイムと一緒に教室に戻った。

結局、次も彼
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