I/
ぬ
「あすこの山の頂上に
一番綺麗なものがあるの
赤だったと思うけど
いつぶりにみるのか
あたし、忘れちゃった」
「否めないね」、とゆった
あなたの
いじましい微笑み
明けてゆく
色のない
新しい空に
一撃放つ
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