ユダは考え深かった。/生田 稔
しい宗教観、新しい政治その他に道を開く役割をしなければならない。
。憎しみは消えてゆかねばならない。どうしたら、消えるか。神様が譲っていただきたい。
このあたりで満足していただきたい。
イエスもユダもサタンも(順不同)わたしもそしてあなたも、みんなパウロの言う如く、何と哀れなものであったのであろう。
さっきから、五木寛之氏著「青春の門」を読み返している。自立篇・放浪篇文庫本四冊であるが、主人公伊吹信介は自分の良心と自ずからなる欲求により、数人の女性に惹かれながらも、最初の恋人で自分を心から慕ってくれる織江と何のわだかまりもなく結ばれる。
「青春の門」にはこれ以後の続篇があるのかどうか知らないが。人類の未来もわたしは知らないのと同じように、どうか織江といつまでも一緒に、人間の本性が求める純愛に従ってほしい。
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