批評祭参加作品■食い違う夢 −『私たちの欠落(夏の日の)』藤丘 我流読解−/大村 浩一
だから。たまたま手にとった本が指圧の本だったら、お前
はそれを文学書として批評するのか大村?(悶)
野中英次のマンガみたいなカラミ方は止めて〜。こういう時には私は個別の
作品の良し悪しより、作者で選んで取り上げる事にしている。
なぜかと言うと、誰でも瞬間風速で良い作品を書ける事はあるが、それが千
三つでは、その詩人が詩を通して何を実現しようとしたいか詩人自身に分かっ
ていない、と考えられるからだ。こういう詩人は大抵、褒めた途端に脱線して
駄目になるか、半年続かない。あるいはその批評を言質にして世間に駄作をま
き散らす。それでは取り上げないほうがマシというものだ。
私は批評と
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