ハレルヤ/
umineko
先おくりに しさえすれば
それでよかった
ぬるくゆるい 水の底の
求めないという自由
厚く張った氷の下に
摂氏4度
凍れない水
流されろ
流されろ
氷になって
あるがままに
指を解いて
口を閉じて
そこを許せ
何も問うな
ハレルヤ
祝福しろ
どこか醒めた
私という摂氏4度
絶対の重みで
そこに横たう
交わらない
遠い意思の
飛び込むのが恐いだけ
あなたにはつかめない
私から
声をあげる
戻る
編
削
Point
(4)