批評祭参加作品■「美しいミサイル」 いとう/たりぽん(大理 奔)
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「美しいミサイル」 いとう
自分の感覚や言葉、理論、知識・・・宗教や思想でもいい。それらを総動員しても理解できないものが目の前に現れたとき私はどうするだろう。理解できない理由を他人のせいにしたり、あるいはそれは存在しないものだと目をつぶったり、そうあるべきではないと否定するだろうか。そのようなあり方は、読み手としての私ではないと心がけたいと思う。読み手にとって作者の心情や意図は風紋をつくる風のようなものであって、その成り立ちを科学的に詳しく解析しても風紋の美しさは永遠に理解できないだろう。この一年
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