批評祭参加作品■現代詩の記号論1/葉leaf
、美は有機的・複合的なものであるから、理論的分析に適さない。
C3は、C1とC2を合わせたものである。だから、実際問題としてはC1とC2のみを検討すればよい。また、C1・C2によって、学問的分析だけではなく、理論によらない一般的な分析を批判することも可能である。それゆえ、詩学屍体解剖説は、理論的学問的分析のみならず、理論によらない一般的な分析をも批判していると考えることが可能だ。
ついでに、RCB1とRCB2をそれぞれ仮定したとき、詩学の分析の対象がどう変わってくるかも見ておこう。
RCB1のように「詩の内容」が「体」に対応すると考えると、解剖の対象が「体」である以上、詩の分析=解剖
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