プラットホーム/
夏川ゆう
口数が少なくなる
別れ間際
そんな私を見て
子どもだと笑うあなた
列車に乗り込む後姿から
冷たいものがあふれ出ていて
まるで別人のよう・・・
発車のベル・・・
扉が閉まる瞬間
投げ込まれたサヨウナラ
手を振ることも
声を出すことも
出来なかった私を
許して下さい・・・
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