調べ/
海月
さよならの調べが響く
雨音と重なるメロディー
過ぎ行く背中を追いかける
雨を含んだ靴は重たく
今までの罪の重さを似て
僕は自然と足を止めていた
季節外れの雨は冷たく
呟く言葉はかき消されて
砂嵐みたいに聞き取れない
路上で絵を売る絵描き
その視線は前を見ていて
僕は新たな調べを奏でみる
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