「いつか」/菊尾
けでした
チョコレートの甘さに酔いました
世界はあの日を境に速度を緩めました
けれどなんとなく
私は君を受理できた事を感じました
平坦な日々は愛しくて
どこか儚さを漂わせていた君の隣では
確かに夢見がよかった事を
私は今も憶えていて
それは確固たる誇りです
気が触れそうになる現実の中で
傷つきながら掴んだ幾つかは
その身体の中で息を止める事は無く
ただ慣れて見失う
それだけに気をつけて
今までに感謝の言葉を
そして
お休みなさい
違う形でまた
いつか
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