過去に生きる人へ/mac
るで昨日のことみたいに
思い出して笑う
そんな風に思ってた
どうしてそう思ってた?
思い出話で笑えるって
どうしてもうそれが出来ないって
そうなる可能性
考えられなくも無かったのに
大切な笑顔の中に
キミはもういない
自分の中で無くしちゃいけなかったものに
気付くのはいつもずっと後から
後悔しても仕方ないと
誰かが肩を叩く
あの教室に行きさえすれば
必ず居ると思ってた
自分が戻りさえすれば
きっと待っててくれると思ってた
あの日
キミの顔
いつか忘れてしまう
いくら掴もうとしても
留めることの出来ない時間の中で
それでも何度もすくい
何度も握り締めるよ
あの日
放課後
キミが
キミが
あの教室で
確かに
確かに
夕焼けをキレイだと
いった
あの言葉を
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