黄色い点線/ピート
持ちなんだ
こうなることは分かっていたんだから
彼女は僕に手を差し伸べる
それは心のない優しさ
僕は幼く愚かで
すべてを憎むことしかできなかった
僕は黄色い点線の上を歩いていた
この点線は僕のもの
そこに彼女が現れてこう言った
「目を開けるだけでいいの
それだけで、行くべき道が見えてくるわ
死があなただけのものになる前に
あなたは目を開けるべきなのよ」
もちろん僕は逃げ出したよ
僕は安らかな気持ちだよ
君が正しいんだって分かっている
でもそれは
心のない優しさなんだ
僕は幼く愚かで
すべてを憎むことしかできなかった
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