6号館のジャグラー/ピート
 


そっぽを向くよ

君が僕に近付いてきたなら

僕は君を蹴っ飛ばすよ



君は全てを自分のせいにして

僕は全てを君のせいにした

でも僕はあいつらとは違う

あいつらとは違うはずなんだ



君は瞳で訴えかける

僕には君が何を言いたいのかが分かるよ

君が何を言いたいのか

僕には分かる

でも僕は後ろを向くよ

何の罪も感じないまま

そっぽを向くよ

君が僕に近付いてきたなら

僕は君を蹴っ飛ばすよ



見てくれよ

震えた僕の手を

君の血で染まった

僕の靴を



僕はあいつらと同じだったんだ

あいつらと同じ

何も変わりはしないんだよ



君が見る世界では

僕らの方こそ狂っていたというのにね
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