迎春/信天翁
 
    ながれるものは きえてゆきます
     ひびくものは にげてゆきます
 あたらしいとしを むかえたというのに
  血のなかのこえが かすれてゆきます
             なぜか・・・
          いじらしいねがいと
 ささやかないのりとが 交錯するなかで
    regretの矢がのどにつきささって
あゝ 枯れ草いろの齢になったんですねぇ
        いつのまにか わたしは

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