恋酔/吉岡ペペロ
 
あのときふたりは

あんなにも孤独だった

あんなに恋に酔えたのは

孤独いがいで

ありあまったパワーを

使うすべを知らなかったからだ


たくましく

目を爛々とさせて

未来や

今やるべきこと

にらんでいる


あのときふたりは

あんなにも孤独だった

あんなに恋に酔えたのは

孤独いがいで

ありあまったパワーを

使うすべを知らなかったからだ
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