青空の下で、頬杖ついて/ざくろパイ
この世界は「時」という名のレールを走っていて
決して逆走したりしない。
僕の後ろに道はなく、
そうだ、ひたすら前進前進以下省略。
夢、という輝かしい餌をぶら下げられ、
一目散に走るのが、良い。
一つ壁を越えたら何が見えるかな、
って思っていたけど、
何のことはない、さらに大きな壁だった。
一生、壁越えばっかしてくのかな。
たまには周りの景色だって見てみたいよなぁ
…なんて言ったら、笑われるよな。
この世界はさらに加速していくが、
世捨て人なんて近頃流行らないし、
どうにか乗っかってくのが得策だよな。
ほら、どこかで声がするよ。
「賛成一票!」
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