猫と月/
空麦
乳白色の柔らかなフワフワした光が、
西の外れの森の外縁をぼんやりと浮き上がらせている。
ボクは森の中を進む、
光の粒子は葉の表面を乱反射してカクラン。
深緑よりも少し青味ががった木の幹の影達は大きくなったり小さくなったりして
ボクの後ろを着いてくる。(未)
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