銀河鉄道/
アヅサ
ここはいくつめの駅だろう
外では雪がやまないし
君はつま先をもてあまして
車内にころがる星屑を
蹴っ飛ばしたりなんかしている
君を胸に抱くまで
宇宙なんてしらなかった
僕はじぶんの心臓を
だいじにだいじに抱く術だけ
ずっと前から知ってたよ
それだけさ
うまいことばがでてこない
銀河の波は僕らをつれてくんだ
雪も星屑も君のつま先も
ぜんぶまぶしくて
ちょっと涙がでそうなんだ
ちょっとだけ
戻る
編
削
Point
(6)