向日葵によせて/
白糸雅樹
親友の孕み女となる便り花舞い散るはいつも奇跡だ
レンギョウの黄に向日葵を想いけり みどり児生まれくるとふその日を
さくら花おもたく露を含ませて我にこそ宿れめ我にこそ宿れめ
抱きしめて抱きしめて爪立てられてシャム猫のやわきからだの重さ
泣き顔は見せないってだから散る花は白い花白い花白い花
あおむけば空はひたすら遠くって雲が零るる草原だった
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