君へ/スサノヲ
 
つややかな光をまとい 流れてゆく光は
やがて 大地を潤す糧となる

そこに立っている君よ

物憂げにうつむいたまま その瞳を上げようとしない
過去に縛られ 動き出せもせず ぽつんと立っている

君は愚痴をこぼすことなく ただ耐えている
誰を恨むでもなく 誰を責めるでもなく

再び前を向いて歩き始めるには
時間が必要なのはわかっている

ただ 自分自身を輝かせること
ちゃんと前を向いて歩くことを
覚えていてほしい

君がが動き出せば また善悪を超え周りを巻き込み
事体が動き出す

それが怖いんだね

他人を傷つけてしまうことを恐れ
歩むことを止めたら 君自身が精神的に死んでしまう

天と地をつなぐ唯一の存在だということ
忘れないでほしい

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