シー/
アルビノ
深くもぐって息をしない
きみは深海魚
死んだようだ
ぼくからは鈍色 海の底
見えやしない
ぼくは打ち上げられた貝殻だよ
目を閉ざしてなにも見ない
だってきみを想っても仕方がないのだもの
もっとおよいで
すって
はいて
いきてごらんよ
きみが死んだような海なら枯れてしまえばいいと思うのだもの
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